こどもちゃれんじを6年間続けた感想

心を無視する先生、心を育てる先生【幼稚園年少組次男の場合】

クレヨン

次男のクラス担任は40代半ば、独身。

学年主任も務めるベテラン先生です。

「ベテラン=子供の接し方が上手」ではないことを身をもって経験しました。

子供たちに嫌われる担任

クラスの子供たちもこの先生が好きではありません。

朝の登園時にこの先生を見かけると子供たちの表情が曇ります。

「幼稚園に行きたくない」

次男だけでなくクラスのお友達からもそんな声が絶えません。

それは何故か。

私はこの1年間でよくわかりました。

この先生は子供の目線に立って、子供の気持ちを理解しようとしないから。

何でも出来ないのは子供自身のせい。

子供が上手くいかない時に、自分の声がけの仕方やアプローチの仕方を工夫することなんて一切しない。

 

見ていてもビックリするくらい子供たちへの接し方も声がけも気持ちの乗せかたも下手なのです。

「そんな言い方じゃやる気なくすでしょ」って思うことだらけです。

子供たちの気持ちをわかってくれる副担任

救いなのはクラスにもう1人副担任の先生がいること。

子供たちはみんな副担任が大好きです。

笑顔でいつも出迎えて、明るい声で話しかけてくれる副担任。

子供の気持ちに寄り添って上手に声がけして、やる気を引き出してくれる。

そんな副担任はお母さんたちからも信頼されています。

あと2ヶ月我慢出来なかった私

クラスで一番小さい2月生まれの次男は入園してからみんなのペースよりも着替えも行動も遅れてしまうことがありました。

担任は着替えが遅いことを理由にクラスに1人次男を置いていき、プールや体育の授業、七五三のお詣りに参加させませんでした。

給食も苦手なものが食べられず、皆が帰りの支度をしてDVDを観賞している時も、次男は1人テーブルに残され食べられない給食を前に泣いていました。

色々な出来事がある度に「家でも頑張っていくので、見守って欲しい、無理強いしないで欲しい」と、下手に出てお願いして来たのですがいつも受け入れてもらえませんでした。

「小学校に入ったら~…年中さんになったら~…」

と先々の目標ばかり言われ、上手く出来ずにつまづいている今の次男に寄り添うことなんて一切ありませんでした。

 

担任に強く意見すれば子供がいじめられるのが心配で、ずっと言わずに飲み込んできたことが沢山あります。

私だけでなくクラスのお母さんたちの多くが同じ思いでいました。

年少も残すところ2ヶ月。

この担任ともあと2ヶ月、

あと2ヶ月の辛抱だ。

 

でも先月、とうとう我慢出来ずに担任に意見してしまいました。

「大事なのは心を育てることなので、先生の目標と私が子供たちにとって大切だと思うことは違うんだと思います。」と。

その後は担任も負けずにどんどん言ってきました。

私は今まで溜まってた思いがあったので「先生の子供への言い方が悪いんじゃないですか?」みたいな、なんだかもう嫌な大人の女の喧嘩みたいな笑

言いたいことは沢山あったけど、次男がまだ2ヶ月お世話になるので、最後は「明日からもよろしくお願いします。」と言って帰ってきました。

子供の心を育てる先生

今でもふとした時に思い出したり、子供にとって大切なことってなんだろうとか考えて悶々としています。

思えば、長男の先生は幼稚園も野球のスクールも、小学校(低学年の時)も本当に良い先生ばかりでした。

上手くいかないとき、頑張れ頑張れって言うんじゃなくて、一度出来ない長男を受け入れてくれていました。

そこで、共感して気持ちを理解してくれるからまた頑張れる。自分で頑張るぞってやる気を育ててくれる。
保育や教育、子育てってこういうことの繰り返しで子供たちの心を育てていくことなんじゃないかと改めて思います。

出来たことだけ評価して、出来ないことを批判して受け入れなかったら頑張る力なんて育たないんじゃないかな~。

大人だって叱られて認めてもらえないままならやる気なんて湧かない。

人って受け入れられたり、自分のしたことに「ありがとう」って感謝されることで自尊心も自信も育つし、何かを頑張ろうって原動力になると思います。

 

そうは思いつつも私自身、忙しいときや余裕のないときは、子供たちときちんと向き合えなかったり認めてあげることが出来ていないことがあります。

今回の件で改めて感じたと共に、日々の中でもっと子供たちの気持ちを想像しながら接していこうと思いました。