こどもちゃれんじを6年間続けた感想

歯磨きを嫌がる子供に試して欲しいこと|はみがきって楽しいぞ作戦!

多くの子どもが歯磨きを嫌がる1歳~2歳。嫌いな子の歯磨きは本当に大変です。

3歳くらいになると聞きわけができて、段々と嫌がらなくなってきます。

でも3歳過ぎてもちゃんと磨けなかったら虫歯のオンパレード。(食習慣もかなり影響します)

歯のことを考えると、乳歯が生えそろう2歳半にはきちんと磨かせてくれるようになって欲しいです。

私が歯科医院で見てきた子どもたち、お母さんたちの話、そして我が子の歯磨き嫌いを乗り越えた話をまとめました。

ついついしてしまう失敗と成功しやすい例

失敗しがちな例
  • 痛くしてしまう
  • 怒ってしまう
  • そんなつもりはなくても怖い顔をしてる
成功しやすい例
  • 笑顔で磨く
  • 話しかけながら磨く
  • 歯磨きタイムを楽しい時間にしようとする

子どもは痛い思い、嫌な思い、怖い思いをしたことはもうしたくないんです。

断固拒否です。

逆に楽しいこと、嬉しいことはまたやりたいって思います。

歯磨きタイムを「お母さんとの楽しい時間」にする方法がいくつかあります。

痛くないように指でカバー

子供の歯磨きは痛くないように指でカバーする

上唇小帯といって上唇の真ん中に長いヒダがあります。

成長につれ短くなりますが子どもはこれが歯のすぐそばまで伸びています。

ここに歯ブラシが当たると痛いんです。

そのため、赤ちゃんの歯磨き開始期から小帯を指でカバーするのは必須です。

それでも子どもが動いたり、一生懸命磨くあまり歯ブラシが小帯や歯肉に当たって傷つけてしまうことがあるため注意が必要です。

怖い顔は厳禁

歯磨きを嫌がって逃げたりするとついつい「ダメだよっ!ちゃんと磨くのっ!」と怒ってしまい、その怖い顔のまま磨いてしまうことがあります。

子どもは『ママ怒ってる…歯磨きって嫌だな…』と苦痛の時間になってしまいます。

リラックスも必要

一生懸命磨くあまり、顔が真剣過ぎて怖いと、

「なんかママの顔怖い…歯磨きって嫌だな…」

と恐怖の時間になってしまいます。

理由なんてない

いわゆるイヤイヤ期。

1歳半~2歳半頃までの、「とにかく嫌なんだ!やりたくないんだ!」という時期です。

歯磨きなんてじっとしてなきゃいけないし、つまらないしやりたくなーい!って感じでしょうか…

「楽しい時間」に変える事で解決できる場合があります。

我が家の息子たちの場合

長男は、赤ちゃんの時から嫌がらずにスムーズに出来ていました。

しかし、2歳頃に三日間の断固拒否期間がありました。

理屈で納得するタイプなので、『どうして歯磨きをしなきゃいけないか』を話しました。

その後、本人もきっと「やるべきこと」として幼いながら認識したんだと思います。

またスムーズに磨けるようになりました。

 

一方、次男は我が強い子で、赤ちゃんの頃から騙しが効きませんでした。

1歳になってすぐ、実家の母に半日預かってもらった時には、私の帰りを待って離乳食も、おやつも、ミルクも何も口にしなかった頑固者です。

ある意味、根性あります。

次男は赤ちゃんの歯磨きスタート期からプイっと拒否!

口を固く閉ざす。

めげずになんとか歯ブラシに慣れさせ磨けるようになったと思ったら、1歳半頃から突然、歯磨き嫌いになってしまいました…

泣かせながら磨いたり、がっちり抱っこして次男の体を抑えながら磨いたりしました。

「も~!磨かないと虫バイキンがずっと口の中にいるんだよ!歯を食べられちゃうよっ!」って怒って磨いたり。

やってはいけな事を沢山やってしまいました。

はみがきって楽しいぞ作戦

泣かれても拒否されても「えっ!?楽しいことするんだよ~♪」というテンションを保ち続ける、「はみがきって楽しいぞ~作戦」を実行しました。

磨き合いっこする

子どもと向かい合って座り、同時進行でお互いの歯を磨く。(この時は磨こうとしないで遊びでやる)

ちゃんと磨かなくても良いと思える朝の歯磨きで良く使います。

歌を歌う

子どもの好きな歌をとりあえず歌ってみました。

鏡を持たせる

磨いているところを実況しながら磨きます。

口の中を劇場にする

即興で物語を作ります。

色々試した結果、次男にはこれが一番効果的でした。

私がやっていたのは、「歯ブラシくん、バイキンマンを捕まえろ!の巻」という歌です。

口の中にバイキンマンがいるから歯ブラシで捕まえるぞ~!
奥歯に走って行った~!待て待て~!
今度は三輪車に乗って前歯に行った~!
自転車に乗って左の奥~!
バイクに乗って上の歯~!
車に乗って~…というストーリー。
最後は捕まえて、うがいでペッ!バイバ~イ!

口の中にキャラクターたちが実在して、お母さんには見えてるんだよ~と思い込んで磨きます。

たまにドキンちゃん出てきたりコキンちゃんだったり。飽きないように毎日ちょっとずつ変えてやっていました。

次男はこれが大好きで笑って歯磨きさせてくれるようになりました。

この日から次第に『歯磨きする!』って自分から寝転がって口を開けて待っているようになりました。

 

でも子どもだから渋る日ももちろんあります。

その時は「今日は誰が来るかなぁ~??♪」と誘うと渋々でもさせてくれて、今は泣くことも暴れることも無くなりました。

 

バイキンマンネタに飽きたら「歯ブラシくんが今日食べた物の食べかすを探しに来るの巻」でした。

「あれっ!ここに美味しそうなコロッケがあるぞ~!」とか。

私は常に喋っている状態です。

子どもは笑ったり「パン!」「カレー!」とか今日自分が食べたものを思い出して嬉しそうに教えてくれるようになりました。

いつの間にか親子で作るお口の中劇場。

結構楽しいです。

今では劇場をしなくてもすっかりお利口さんに磨かせてくれますが、疲れているときや不機嫌な時は「早く終わりにして~」と言ったり口をあまり開けてくれません。

その時はまたキャラを演じます。『トントントン、もしもしもし、虫バイキンはいませんか~?』歯ブラシくんが遊びに来たり電話をかけたりの巻。

いろいろ試してみて欲しい!

上に書いたのはあくまで私が次男に実践した方法であり、この方法では上手くいかない子もいると思います。

全ての子どもに当てはまる解決法があれば良いんですが、どんな方法が効果的か、その子に合っているか、やってみないとわからないです。

でも、諦めないで色んな方法を試してみて欲しいです。

我が子の好きな物とか、気質とか、一番知ってるのはお母さんだから。

 

たまにため息ついても、ちょっと怒っちゃっても、失敗しても良いと思います。

お母さんの元気とやる気が復活したら、『とにかく楽しく』するぞ~!って気持ちで磨いて欲しいです。

やっぱり褒めることは重要

必ず最後に褒めるのが効果的でした。

上手に出来てなくても。

泣いていても。

数秒しか磨けなくても。

歯磨きしたことに「えらいね」って、ぎゅーっとしてあげます。

少しでも上手に出来た日があったら、これでもかってほど褒めます。

そして「お母さんは嬉しいよ」とお母さんの気持ちも伝えると子どもは喜びます。

やる気になります。

最後に

今回は衛生士としてよりも、母として感じた事を中心に書きました。

今悩んでる方のヒントになって一人でも多くのお母さん(お父さんも)が磨けないストレスから解放されて、子どもと歯磨きタイムを楽しめるようになれたら嬉しいです。

4 COMMENTS

ketukochan

うちは小さい時、お母さんと一緒だったかな(かなり前の事で記憶が曖昧ですみません)の歯磨きのうたを歌ってくちゅくちゅ、しゅわしゅわとやった記憶があります。

stimpy0106

すっごく参考になりました。
ありがとうございます!
市の健診の時に聞いてもこのようにしっかりと具体例はもらえずに、早くやらないと虫歯が虫歯がー!と焦ってました。
早速、あしたからやってみようと思います。とにかく笑顔を忘れずに…

sena-k07

けっちゃんさん、コメントありがとうございます。
おかあさんといっしょの歯磨きのうた、良いですね♪やっぱり歌は子どもが好きですよね!

sena-k07

まる子さん、今日もコメントありがとうございます。
焦る気持ち、よくわかります。私も磨けない時期は常に『あぁ、ヤバイな…』って焦っていました。
でも、急がば回れ!ですかね!
息子くん、いつか笑顔で歯磨き出来ると良いですね(*^-^)

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